SECがステーブルコインを“非証券”と判断、BTCは底堅く推移|関税リスク下でも市場に光明【2025年4月5日】

暗号通貨市場を象徴する地図とチャートを組み合わせたデジタル金融イメージ デイリークリプトニュース
グローバル市場と暗号通貨の最新動向を1枚で可視化|SEC判断・BTC安定・ミーム急浮上の注目ニュースまとめ
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はじめに

2025年4月4日、米証券取引委員会(SEC)が米ドル連動型ステーブルコインについて、「連邦証券法の下では証券に該当しない」との正式見解を発表しました。これは、暗号資産市場の規制方針において極めて重要な転換点とされています。

一方、同日にはトランプ政権による関税政策の継続的な発表を受け、米国株式市場では急激な売りが広がりました。しかしその中でも、ビットコイン(BTC)は83,000ドル台を維持し、一定の耐性を示す相場展開となっています。

本記事では、2025年4月4日18時以降に配信された、世界主要メディアに掲載された仮想通貨関連ニュースの中から、特に注目度が高い記事を中心に網羅的に紹介します。なお、一部のニュースは以前から継続的に報道されている話題を含みますが、本稿では「続報」や新たな視点が加えられた最新記事を採用しており、単なる繰り返しではありません。

市場環境が急変しやすい現在、価格・規制・新技術・投資家動向などを広く捉えることが求められています。その中で、各ニュースがどのような文脈で登場しているのかを掴むことが、より本質的な情報理解につながるでしょう。

主なニュース

米SEC、「ドル連動ステーブルコインは証券に該当せず」と正式見解

2025年4月4日、米証券取引委員会(SEC)は、Tether(USDT)やCircle(USDC)などのドル連動型ステーブルコイン連邦証券法上の「証券」に該当しないとの公式見解を発表しました。これは、2023年から続くステーブルコイン規制の議論における重要な節目とされており、特に「担保付きステーブルコイン」に対する明確なスタンスが示された形です。

SECは、発行・償還プロセスが透明で、1対1で米ドルに裏付けられているステーブルコインに限り、証券には当たらないとしつつ、利回り付きトークンやアルゴリズム型ステーブルコインに対しては引き続き調査と監視の姿勢を維持することを強調しました。

この判断は、ステーブルコイン業界の安定性と制度的信頼性に直接影響を与える内容であり、多くの金融機関や取引所にも波及効果が見込まれます。USDTやUSDCなど、日常的に取引に利用される通貨に関しては、今後の運用体制や銀行との連携にも影響が及ぶ可能性が指摘されています。

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トランプ政権の追加関税、株式市場に打撃も仮想通貨は耐性

2025年4月4日、トランプ前大統領が発表した大規模な追加関税政策により、米国市場では大規模な売りが発生しました。特に、S&P500やNASDAQといった主要株価指数が急落し、米国株の時価総額は短期間で3兆ドル超の下落を記録したとの報道もあります。

しかし仮想通貨市場では、ビットコイン(BTC)が83,000ドル台を維持し、株式市場と異なる値動きを示した点が注目されました。これは、ビットコインが伝統的資産と異なるリスクプロファイルを持ち、経済的緊張下でも資産の一部として注目され始めている証左とも言えます。

加えて、関税によるインフレ懸念を背景に、ビットコインが「インフレヘッジ」として再評価されているとの分析も広がっています。トランプ氏の過去の仮想通貨容認発言もあり、政権再登場を視野に入れた仮想通貨関連政策への期待感が相場に影響を与えているとの見方もあります。

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仮想通貨市場全体で再びミーム銘柄が話題に

2025年4月上旬に入り、仮想通貨市場ではミームコイン(SNSやネット文化発の暗号資産)への関心が再燃しています。特に、MAGACOINFINANCEやArctic Pablo、Fartcoinといった新規プレセールまたは注目上場を控えるトークンに投資家の視線が集まっています。

これらは単なるジョーク通貨にとどまらず、AI要素やデフレトークン設計など、テクノロジーとの融合を進めたプロジェクトも多く見られます。資金調達やコミュニティ形成のスピードも加速しており、2021年〜2023年の「ミームバブル」とは一線を画す新たな動きといえます。

特に以下のプロジェクトが注目されています:

  • Arctic Pablo:独自のバーン戦略とSNS連動型報酬機能を実装
  • Fartcoin:低価格帯でのアクセスのしやすさと、限定NFTとの連動設計が評価
  • MAGACOINFINANCE:トランプ支持層の強力なコミュニティ支援が存在し、政治的シンボルとしての役割も

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ビットコイン及び主要なアルトコインのニュース

ビットコイン(BTC)は底堅く推移、83K台を維持

2025年4月4日のビットコイン(BTC)は、株式市場の大幅下落や関税を巡る地政学的リスクが拡大する中でも、83,000ドル台を維持し安定的な動きを見せました。

  • 始値:83,160.2ドル
  • 高値:84,704.1ドル
  • 安値:81,691.1ドル
  • 終値:83,866.7ドル
  • ドミナンス:62.1%

これまで相関関係が高かったナスダック(NASDAQ)との連動が弱まりつつあるという指摘もあり、ビットコインが独自の価格形成を始めている可能性が注目されています。特に、中国関税と米中貿易摩擦の影響が続く中、株式から仮想通貨への資金シフトが起きているとの見解が複数の分析から出ています。

一部のアナリストは、現在の安定的な推移を「90,000ドル突破に向けた調整フェーズ」と位置づけており、中期的には上昇トレンド継続を予想する声も見られました。

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イーサリアム(ETH):調整局面でも持ち直しの兆し

イーサリアム(ETH)は、下落基調が続く中でもテクニカル面で「フォーリング・ウェッジ(下降くさび)」と呼ばれるチャートパターンが確認され、中期的な反発の可能性が指摘されています。

このフォーメーションは、下落トレンドの終焉と反転上昇の前兆とされるテクニカルサインの一つ。加えて、中国の関税政策が逆風となる一方で、ETHのファンダメンタルズ自体は安定しており、特にDeFi(分散型金融)やL2(レイヤー2)関連の開発進展が支えになるとの分析もあります。

ETH価格は現在1,818ドル前後で推移しており、2,000ドル台回復への鍵は短期的なボラティリティの吸収と見られています。

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XRP:アナリストが「2桁ドル」を予測する動きも

XRPは24時間で3%を超える上昇を見せ、現在2.12ドル付近で取引されています。一部アナリストは、「7月21日までに10ドル超えの可能性がある」と予測し、長期サイクルにおけるピーク到達を視野に入れている模様です。

とはいえ、テクニカル面では2ドル付近のサポートラインを死守できるかがカギとなっており、出来高の鈍化も懸念材料とされています。市場心理とファンダメンタルズが噛み合うことで、次の上昇ステージへ移行できるか注目が集まっています。

また、先日のCoinbaseによるXRP先物の導入申請が市場の期待感を支えている側面もあります。

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アルトコイン市場に関連した未来的な暗号通貨のイメージ

その他のアルトコインニュース

★Solana:PayPalとVenmoでの対応が進行中

Solana(SOL)とChainlink(LINK)が、米国の主要決済アプリであるPayPalおよびVenmoにて新たに対応予定であると報じられました。これは、仮想通貨の大衆化における大きな一歩とされており、ユーザーはSOLやLINKの購入・送金・保有がより簡便に行えるようになる見込みです。

特にPayPalは、2023年以降に暗号資産領域への本格進出を開始しており、今回の発表はその延長線上にあると考えられます。


★Shiba Inu:4月に大きな上昇の予兆か?

Shiba Inu(SHIB)に関する予測レポートが複数登場しており、4月上旬に価格上昇の可能性があるとする分析が注目を集めています。AIや機械学習によるシミュレーションでは、特定のトレンドパターンが形成されているとされ、過去の動きと比較しても強気の兆候が確認されているとのことです。


Avalanche、Cosmos、Filecoinも注目銘柄として浮上

複数の専門家が、2025年中に大きな上昇が期待されるアルトコインとしてAvalanche(AVAX)、Cosmos(ATOM)、Filecoin(FIL)を挙げています。

とくに以下の点が評価されています:

  • Avalanche:高速処理と低手数料でDeFiやゲーム領域に浸透
  • Cosmos:IBC(Inter-Blockchain Communication)によるネットワーク拡張
  • Filecoin:ストレージインフラとしての需要拡大

加えて、Cosmosは4月初旬に実施された「IBC Eurekaアップグレード」により11%の急騰を見せたことも話題となっています。


Dogecoin:レジスタンス突破で270%上昇も視野?

Dogecoin(DOGE)は、$0.17552のレジスタンスラインを突破する兆しが見え始めており、もしこの水準を明確に上抜けすれば、最大270%の上昇が期待されるとの予測が出ています。

ミームコイン市場の熱気とともに、再び投資家の注目を集めているDOGEですが、短期的なボラティリティには引き続き注意が必要とされています。


Qubetics:次のバルラン候補との声も

新興プロジェクトQubetics(キューベティクス)が、2025年における「次のバルラン(強気相場)銘柄」として脚光を浴びています。

すでに24,000人以上の保有者を獲得し、SEIやXRPとの連動性を示す動きも見られることから、大手アナリストも注目を寄せています。プレセールやCEX(中央集権型取引所)への上場準備が進んでいることも強気材料とされています。

その他のニュース

Ripple vs SEC訴訟、新たな証拠提出が市場に波紋

2025年4月4日、XRPを巡るSECとの訴訟において「決定的証拠(Decisive Evidence)」が提出されたとの報道がなされました。この新たな緊急動議により、係争中の法的構造が一変する可能性もあるとの指摘が出ています。これにより、XRP市場に一時的なボラティリティが生じる懸念も。


Justin Sun、TUSD準備金問題で5000万ドルの懸賞金を提示

Tron創設者のジャスティン・サン氏は、TUSD(TrueUSD)の準備金に関する透明性欠如に対処すべく、最大5000万ドルの報奨金を設けたと発表。First Digital Trustに関連する不正の調査支援者に対して支払われる予定で、ステーブルコイン業界の信頼回復に繋がる可能性があります。


GameStop、ビットコイン購入を正式表明 CEOも株式買い増し

GameStopは、1億5000万ドル相当のビットコインを購入予定であることを発表しました。これに連動して、CEOのライアン・コーエン氏が自社株を1,080万ドル分買い増し。同社のWeb3戦略の一環と見られ、ビットコイン市場にも影響を与える可能性があります。


日本企業、ビットコイン市場への参入を発表

2025年4月4日の報道によると、日本の上場企業が公式にビットコインなどの仮想通貨への投資を開始する意向を示しました。企業名は明かされていないものの、国内機関によるデジタル資産活用の流れが強まっています。


BlackRockのBUIDLファンド、3月分配金は過去最高

BlackRockが運営するトークン化米国債ファンド「BUIDL」が、2025年3月の分配金として過去最高の6億円(約400万ドル)を支払ったことが明らかにされました。分配金の一部はイーサリアムブロックチェーン上での支払いに対応しており、オンチェーン金融の進展が注目されています。

気になるニュース

ここまでのセクションでは取り上げることはできなかったものの、知っておきたいニュースをまとめました。記事タイトルは日本語に意訳しています。

終わりに

本記事では、米SECによるステーブルコインの法的見解の転換という重大ニュースを軸に、仮想通貨市場に関連する最新トピックを幅広くご紹介しました。

本ブログは、大手暗号資産関連ニュースメディアや情報サイトのトップページに掲載された、当日18時以降の注目記事や更新情報を基に、毎日ピックアップ・整理し、網羅的にまとめた内容を提供しています。

なお、掲載された一部のデータや事例には、AIによる自動収集・分析・要約などのプロセスを通じて得られた情報が含まれています。内容の正確性には十分配慮しておりますが、市場の急変動やニュースソースの更新などにより、実際の状況と一部異なる場合もあります。すべてがAIに依拠しているわけではありませんが、その一部にAIの処理結果が含まれている点をご理解ください。

また、本記事はあくまで第三者が報じたニュースを基にした情報提供を目的としており、筆者個人の見解や独自の調査に基づいたものではありません。いかなる投資判断の助言を行うものでもなく、投資行動については自己の責任においてご判断ください。

特に価格の推移や今後の動向に関する記述は、過去データをもとに仮説的に導き出された参考情報にすぎず、将来の相場を保証・予測するものではありません。価格に関する情報にばらつきが見られる場合は、それぞれの参照記事が執筆・更新された時点のものであるためです。リアルタイムで正確な価格を確認したい場合は、以下の公式情報サイトをご利用ください。

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