トランプ陣営が仮想通貨戦略を加速、ドージETFが上場申請──静かなBTCと動くアルトが交錯する市場【2025年4月30日】

2025年4月30日、仮想通貨の注目ニュースをまとめたビジュアル。 デイリークリプトニュース
Dogecoin ETF申請やトランプ陣営の仮想通貨戦略など、4月30日の仮想通貨業界の動きを網羅。詳細は記事で。
記事内にプロモーションが含まれています。

はじめに|政治×ETF×新興トークンが交差する静かな波動の仮想通貨市場

4月30日の仮想通貨市場は、急激な値動きこそ見られなかったものの、複数の注目トピックが静かに交錯する一日となりました。

Nasdaqが21Sharesと共同でドージコインのスポットETF上場をSECに申請したことが報じられたのは同日未明。これにより、ミームコインが本格的に伝統金融へ接続される可能性が浮上しました。また、トランプ陣営が独自トークンおよびデジタルウォレットの導入を検討していることも新たに明らかになり、政界からの仮想通貨推進の動きが一段と強まっています。

価格面では、ビットコインが94,000ドル台での安定推移を継続。大口資金のETF経由での流入が引き続き観測されており、市場は静かながらも堅調な基調に支えられています。

一方、InitiaSolaxyといった新興プロジェクトはエアドロップ後やICO後に大幅な反発を見せ、個人投資家からの注目を集めています。大きな材料が出にくい中でも、セクターごとの熱量差が際立つ動きが見られました。

主なニュース

ドージコインETFが前進、NasdaqがSECに上場申請を提出

2025年4月30日、Nasdaqが21Sharesと提携し、ドージコイン(DOGE)のスポットETF上場に向けた申請書類を米証券取引委員会(SEC)に提出したことが明らかになりました。
今回の申請は、DOGEを対象とした初のETF案件であり、ミームコインの本格的な金融商品化への第一歩と捉えられています。

これまでETF対象としてはビットコインやイーサリアムが中心でしたが、今回の動きはミームコイン市場全体にとっても追い風となる可能性があります。
今後のSECによる審査の行方が注目される中、市場では既にDOGEの注目度が再上昇しているとの声も聞かれます。

参照記事:


トランプ陣営、仮想通貨政策を加速──トークン発行とウォレット構築へ

同じく4月30日、トランプ・メディア&テクノロジー・グループ(TMTG)が独自のユーティリティトークンおよびデジタルウォレットの開発を計画していることが報じられました。
この取り組みは、Truth Socialのストリーミング部門やサブスクリプション機能と連携し、仮想通貨を活用した新しいメディア収益モデルの構築を目指すものです。

現在は構想段階とされていますが、政界の大物が関わることで、政策動向や市場のセンチメントにも影響を与える可能性があります。
トランプ氏が支持する「USD1」などのステーブルコインやマイニング政策とも関係する動きとして注目が高まっています。

参照記事:


Initia、エアドロップ後に30%反発──新興プロジェクトが急浮上

Layer1プロジェクト「Initia(イニシア)」のネイティブトークンは、エアドロップ後の下落を経て30%以上の価格回復を見せました。
2025年4月30日時点でのこの反発は、流動性供給の迅速な対応や、DeFi機能を備えたメインネット展開による投資家の関心再燃が背景にあります。

エアドロップ後に急落するケースが多い中、Initiaはその傾向を打破する例として注目され、Cosmos SDKベースの技術基盤にも評価が集まっています。

参照記事:

ビットコイン及び主要なアルトコインのニュース

ビットコイン価格推移(2025年4月29日)

4月29日のビットコイン(BTC)は、一時95,453ドルの高値をつけながらも、終値は94,176ドルとなり、やや軟調な一日でした。

  • 始値:94,995.4ドル
  • 高値:95,453.4ドル
  • 安値:93,758.0ドル
  • 終値:94,176.0ドル
  • ドミナンス:63.2%

市場全体の方向性を示すBTCドミナンスは63%台を維持しており、相対的に他のアルトコインへの資金分散は限定的でした。価格レンジ内での落ち着いた動きが続く一方、投資家は今後のETF関連動向やマクロ経済指標に注視しています。

参照記事:


ビットコインETFに7日連続で資金流入、総額5.91億ドル超

ビットコインETFには、4月下旬から7日連続で資金が流入し、累計で5億9,100万ドル(約900億円)超の増加となりました。

これは、米国を中心に機関投資家がビットコインをポートフォリオに組み込む動きが拡大していることを示唆しており、市場の長期的な強気姿勢を裏付ける材料とされています。

ETF経由での資金流入は、価格の安定化やボラティリティの低減にもつながる可能性があるため、引き続き注目が集まります。

参照記事:


イーサリアム、45%下落後に「買い時」評価も──フィデリティが強気見解

フィデリティ・インベストメンツは4月29日、イーサリアム(ETH)が45%下落した現在の価格帯を「長期投資の好機」と評価しました。

同社はレポートの中で、ガス代改善やLayer2の成長、RWA(現実資産)のトークン化進展などを材料に、イーサリアムの中長期的な成長ポテンシャルを強調しています。

現在のETH価格は1,800ドル前後と割安感も強く、機関投資家や長期ホルダーからの再注目が期待される状況です。

参照記事:

金融チャートとcryptohubのロゴを組み合わせた暗号資産イメージ

注目のアルトコイン最新動向

★ Solaxy、ICOで約45億円調達──レイヤー2期待の新星

Solanaエコシステム上に構築されたレイヤー2プロジェクト「Solaxy」が、ICO(イニシャル・コイン・オファリング)で約45億円(約3,300万ドル)の資金を調達したことが報じられました。
調達規模の大きさと急成長中のSolana基盤という点で、投資家の関心を集めており、「次世代仮想通貨」としての位置づけも強まりつつあります。

参照記事:


TRONネットワークにP2P.orgがスーパー代表として参加

ステーキングサービスプロバイダーのP2P.orgが、TRON(トロン)ネットワークのスーパー代表(Super Representative)に正式に就任しました。
この動きは、TRONブロックチェーンの分散性とステーキングインフラの信頼性を高める一因として歓迎されています。今後はノード運用だけでなく、TRONエコシステム内での貢献活動にも注力する意向が示されています。

参照記事:


Solanaと1inchが提携──DeFi取引の流動性向上へ

分散型取引プロトコルの1inchが、Solanaネットワークへの統合を完了したことを発表しました。
この提携により、Solana上でのスワップ取引において、7億ドル規模の流動性プールが活用可能となります。Solana側にとってはDeFi拡張戦略の一環、1inchにとっては多様なL1対応の布石として注目されています。

参照記事:


BONKの動意継続──市場の関心は継続か?(続報)

前日に続き、Solana系ミームコイン「BONK」に関するニュースが複数の媒体で取り上げられています。
新たに開発されたトークン発行プラットフォーム上で800,000ドルを調達したことで、再び注目が集まっている状況です。
このトレンドは、Solanaのミームコイン市場が単なる一過性のブームで終わらず、実用性を持ち始めていることを示唆しているとの見方もあります。

参照記事:

業界全体・規制・著名人ニュース

英国、ステーブルコインやステーキング対象とする新法案を公開

2025年4月29日、英国政府は暗号資産に関する包括的な新たな法案草案を公表しました。
特に注目されているのは、ステーブルコインとステーキングサービスの規制対象化を明確に示した点です。

この法案は、国内外の投資家保護を意識しつつ、ブロックチェーン関連ビジネスの成長促進も狙っています。
同時に、6月には米国規制当局との協議も予定されており、グローバルな枠組みに英国がどのように参加していくかも注目されます。

参照記事:


Tornado Cash制裁、米裁判所が再適用を差し止め──技術的自由に影響も

4月29日、米テキサス州の地方裁判所は、OFAC(外国資産管理局)によるTornado Cashへの制裁再適用を正式に差し止めました
これは、分散型プロトコルに対する政府の規制が表現・技術の自由を侵害する可能性があるとの判断に基づいたものです。

同件は、暗号通貨業界における「コードは言論か」という根本的な議論を再燃させており、今後の法解釈にも影響を与える重要な判決とされています。

参照記事:


米商務長官「ビットコインは金と同等」、マイニング支援策も示唆

米国のハワード・ルトニック商務長官は、ビットコインについて「商品として扱うべきであり、金と同等に評価されるべき」と発言しました。
また、トランプ政権下ではマイニング用電力インフラ整備の支援も視野に入っていると述べ、国家主導の暗号資産活用方針を示唆しました。

これは従来の金融当局のスタンスと一線を画すもので、今後の規制緩和や税制優遇の導入に期待が寄せられています。

参照記事:


Tangem、Visa対応の自己管理型ウォレットカードを発表(日本発)

スイス発のハードウェアウォレットメーカーTangemが、Visaと連携した自己管理型暗号資産ウォレットカードを発表しました。
このカードは、冷蔵型(コールド)ウォレットとプリペイドカードの機能を兼ね備えており、ユーザー自身で資産管理を行いながらも実店舗での決済が可能になるという新しい試みです。

日本市場でも提供が予定されており、今後の普及が注目されます。

参照記事:


Circle、アブダビでUSDC運営許可取得し中東市場に本格進出

ステーブルコインUSDCの発行元であるCircle社が、アラブ首長国連邦(UAE)アブダビのHub71を拠点に中東市場への本格進出を開始したと発表しました。
規制当局からの正式な許可を得たことで、USDCを活用した国際送金や決済インフラ整備が進むことが期待されています。

米国や欧州に次ぐ市場として、湾岸諸国が暗号資産インフラ構築を加速する動きの一端と見られます。

参照記事:

追加トピックまとめ

ここまでのセクションでは取り上げることはできなかったものの、知っておきたいニュースをまとめました。
以下は本日報道された主要トピックの一覧です。各記事タイトルは日本語に意訳しており、詳細は出典元でご確認いただけます。

特集記事紹介

ここまでの記事はタイムリーなニュースを中心に紹介してきましたが、本セクションでは速報性にこだわらず、各メディアで特集として取り上げられたインタビュー、分析、技術考察など、深掘りされた読み応えのある記事を紹介します。
記事タイトルは日本語に意訳して記載しており、興味のある方はぜひ原文をご覧ください。

終わりに

本記事では、世界各国の主要仮想通貨系ニュースサイトのトップページに掲載された最新ニュースをもとに、注目すべきトピックを網羅的に紹介しました。NasdaqによるドージコインETFの動きやトランプ陣営の仮想通貨戦略、さらには新興アルトコインの急騰など、現在の市場で注目されているトレンドが複合的に交差していることが見て取れます。

本文中で使用された価格データや市場動向の一部には、AIによって収集・分析された情報が含まれています。これらの情報は、最新状況を補足する目的で用いられており、必ずしも完全な正確性を保証するものではありません。あくまで参考情報としてご活用ください。特に仮想通貨の最新価格やリアルタイムの詳細については、以下の信頼できるプラットフォームをご参照ください。

なお、本記事で紹介された情報や事例は、各ニュースメディアで取り上げられた報道を元に構成されており、筆者個人の意見や独自調査結果を含むものではありません。また、記事内で触れた価格動向や市場予測についても、過去のデータに基づいた仮説的分析の一環であり、いかなる投資判断や金融商品の推奨を行うものではない点をご理解ください。

価格情報は各ニュース記事の公開時点のものであり、異なる記事間での価格差異が発生する場合があります。そのため、常に最新の正確な情報をご確認いただくことをお勧めします。


🔗 参照ニュースサイト(トップページ)

コメント

タイトルとURLをコピーしました