Pectra旋風でイーサリアム急騰、ビットコインは10万ドル堅持──BlackRockや副大統領の動きも注目【仮想通貨ニュース|2025年5月10日】

金色のビットコインシンボルが輝く地球儀を背景にした、仮想通貨ニュース記事用のビジュアル(2025年5月10日) デイリークリプトニュース
ETH急騰、BTC10万ドル維持──BlackRockと副大統領の動きが交錯する市場。詳細は記事で。
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はじめに|ETH高騰とBTC安定が共存、市場はアルトにも熱視線

2025年5月10日の仮想通貨市場では、イーサリアムの大規模アップグレード「Pectra」が正式に稼働し、ETH価格が一時2,400ドル台まで急騰しました。アップグレードによる機能強化やスケーラビリティ向上が好感され、価格反応として顕著に現れたかたちです。

同時に、ビットコイン(BTC)は10万ドル台を堅持し、やや落ち着いた推移となりました。市場全体ではアルトコインへの資金流入が目立ち、ETHの上昇をきっかけとした「アルトシーズン」入りの兆候も見られます。

また、BlackRockやGoldman SachsのETF動向、米国副大統領による仮想通貨イベントへの登壇発表など、制度・政策面の動きも同時に報じられており、投資家心理に影響を与える要素として注目されています。

ビットコイン価格の見通し:本日の予測傾向

上昇を予測する見解

複数のニュースメディアでは、ビットコイン(BTC)の価格上昇が継続する可能性を示唆しています。

慎重・下落を示唆する見解

対照的に、CryptoSlateは慎重な姿勢を示しています。CryptoQuantのCEOによれば、現在の相場は従来のサイクル理論からの逸脱が見られ、過去と同様の価格推移を期待するのは危険との見解が示されています。特に機関投資家の影響で市場構造が変化しており、短期的な下落リスクも視野に入れるべきとしています。
出典:CryptoQuant CEO revises bearish market outlook(CryptoSlate)

本日の市場センチメント

2025年5月9日、ビットコインの急騰に伴い、先物取引市場などで約11億ドル以上の清算が発生しました。これは短期的な過熱感を示しており、強いボラティリティを警戒する声も出ています。

主なニュース

BlackRockとSECがステーキングとETF規制を協議

2025年5月9日、世界最大の資産運用会社BlackRockが、米証券取引委員会(SEC)の仮想通貨タスクフォースと公式に会談したことが報じられました。協議の中心は、ステーキング(保有通貨を預けて報酬を得る仕組み)とトークン化資産、ならびに暗号資産ETFのルール策定に関するものです。議論の焦点は、資産の裏付けや取引市場における透明性の確保など、制度設計の整備が急務とされる分野に集まっています。

この動きは、ブラックロックが仮想通貨市場でのプレゼンスを一層強める姿勢の現れとも捉えられ、今後のETF市場やステーキング関連商品の規制整備に大きな影響を及ぼす可能性があります。

副大統領JD Vance氏、仮想通貨イベントで演説へ

5月9日、米国の副大統領JD Vance氏が、2025年夏にラスベガスで開催予定の「Bitcoin 2025カンファレンス」にて基調講演を行うことが正式に発表されました。同氏はこれまでも仮想通貨に前向きな姿勢を示しており、前大統領トランプ氏に続く形で、政界からの支持を改めて表明する構えです。

仮想通貨への政府高官の直接的な関与が進むことで、政策支援や規制の明確化への期待が高まっています。米政界と仮想通貨業界の接近は、今後の制度設計や価格への影響も含めた注目ポイントです。

ドイツ当局、eXchの資産3,700万ドルを押収

ドイツ連邦刑事庁(BKA)は、仮想通貨取引所「eXch」をマネーロンダリングの疑いで捜査し、同プラットフォーム上の資産3,700万ドル(約58億円相当)を押収したと発表しました。押収対象にはビットコインやイーサリアムなどの主要通貨が含まれています。

eXchは匿名性を高めた取引機能を提供していたとされ、当局は違法資金の流通経路として同取引所が利用されていた可能性が高いとみています。これはEU圏での仮想通貨監視強化の一環として位置づけられ、今後の類似サービスへの規制強化が進む可能性も指摘されています。

ビットコイン及び主要なアルトコインのニュース

ビットコイン価格推移(2025年5月9日)

2025年5月9日のビットコイン(BTC)は、前日の上昇後にやや反落しながらも10万ドル超の水準を堅持しました。具体的な価格レンジは以下のとおりです。

  • 始値:103,270.7ドル
  • 高値:104,308.7ドル
  • 安値:102,365.7ドル
  • 終値:102,975.1ドル

また、ビットコインのドミナンス(市場占有率)は62.8%を記録しており、仮想通貨市場における中心的存在としての地位を維持しています。

(出典:Investing.com


イーサリアム、Pectraアップグレードで急騰

5月9日にメインネットで完了した「Pectraアップグレード」により、イーサリアム(ETH)は大幅な価格上昇を記録しました。Superchain L2の起動とEIP-7702の導入が投資家心理に強く作用し、ETH価格は一時2,400ドルを突破。24時間で20%を超える急騰となりました。


DOGE、XRP、SOLなどがBTCに続く展開に

アルトコイン市場も上昇の波に乗っています。特にドージコイン(DOGE)、リップル(XRP)、ソラナ(SOL)は、ビットコインの10万ドル台到達に触発され、強い上昇トレンドを描いています。

ETHの急騰が市場全体のセンチメントを押し上げたことも、他の主要アルトに対する投資意欲を刺激する要因となっています。こうした複合的な上昇圧力が、広範な市場の活性化につながっていると見られます。

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注目のアルトコイン最新動向

★ XRP、米上場企業が決済採用へ

XRPの実用性が新たな局面を迎えました。米国上場の医療関連企業が、XRPを決済および財務準備金に採用する方針を明らかにしています。5,000万ドル規模の契約に基づき、医薬品業界における決済スピードとコスト削減を目指した取り組みとされています。


★ Solana、dApps収益が800万ドル突破

Solana(SOL)は、分散型アプリケーション(dApps)による収益が800万ドルに達したと報じられました。これはBinance Coin(BNB)を時価総額で一時的に上回る要因ともなり、市場の注目を集めています。NFTやDeFi領域での採用拡大が背景にあると見られます。


★ Doodles NFT、Solana上でのエアドロップが話題に

NFTプロジェクト「Doodles」が、Solanaチェーン上で新トークン「DOOD」のエアドロップを実施したことが報じられました。これによりDOOD価格は短期的に急騰しましたが、その後の伸び悩みもあり、投資家心理の不安定さも浮き彫りにされています。


Chainlink(LINK)、13%急上昇

チェーンリンク(LINK)は、取引所からの大規模な資金流出が確認されたことを背景に、価格が急騰。24時間で13%以上の上昇を記録しました。これは機関投資家や長期保有者の蓄積傾向を示すシグナルともされ、需給の逼迫が価格を押し上げたとみられています。


MAGACOIN、2025年の注目銘柄として浮上

ここ数ヶ月にわたり「2025年に急成長が期待される銘柄」として繰り返し言及されているMAGACOIN(MAGACOINFINANCE)ですが、5月10日も一部メディアで引き続き取り上げられました。今回もこれまでと同様に、35倍成長予測やアルトコインからの資金シフトを強調しています。

業界全体・規制・著名人ニュース

Meta、ステーブルコイン導入の検討進む

Meta社がInstagramなどの自社サービスへのステーブルコイン導入を再び検討していると報じられました。小額決済での利便性向上が主な目的とされており、これが実現すれば、30億人を超えるユーザーへの普及が一気に進む可能性があります。規制環境との整合性が焦点です。
出典:メタ、インスタグラムなどでステーブルコイン導入を検討(99bitcoins)

Binance創業者CZ氏、トランプ政権に恩赦申請

Binance創業者であるCZ(Changpeng Zhao)氏が、米国トランプ政権に対して恩赦を正式に申請したことが報じられました。刑事訴追に対する救済を求める動きは、規制当局と大手取引所間の関係に一石を投じるものと見られています。
出典:バイナンス創業者CZ、トランプ政権に恩赦を申請(NewEconomy)

Ripple CEO、米の規制遅れに警鐘

Ripple社のCEOであるBrad Garlinghouse氏が、米国のステーブルコイン規制の遅れに対して警鐘を鳴らしました。特に他国が規制整備を進める中、米国の消極姿勢がイノベーションを後退させるとの懸念を表明しています。
出典:Ripple CEO warns of US falling behind without stablecoin regulation(CryptoSlate)

Stripe、AIとステーブルコイン統合で決済改革へ

決済大手のStripeは、AI主導の決済モデルにステーブルコイン口座を統合する新たなサービスを発表しました。この動きは、AIとブロックチェーンの融合が進む中で、今後の決済インフラに大きな変化をもたらす可能性があります。
出典:Stripe Expands Crypto Offerings With Stablecoin Accounts and AI Payment Model(Bitcoinist)

Gemini、EUでデリバティブライセンス取得

暗号資産取引所のGeminiは、マルタでMiFID IIライセンスを取得し、欧州経済領域(EEA)における暗号デリバティブの提供が可能になったと発表しました。これは欧州市場での展開を本格化させる重要な一歩とみられます。
出典:Gemini secures license to expand EU crypto derivatives offerings(CryptoSlate)

特集記事紹介

ここまでの記事では、速報性のあるニュースを中心に紹介してきましたが、ここでは話題のタイムリー性にとらわれず、仮想通貨市場に関する理解を深めるためのインタビューや考察記事、検証レポートなど「特集」的な価値を持つ記事をご紹介します。すべてのタイトルは日本語に意訳しています。

終わりに

本記事では、2025年5月9日18:00以降に世界各国の主要仮想通貨ニュースサイトで報道された注目トピックをまとめて紹介しました。取り上げたニュースは、各サイトのトップページや主要カテゴリで扱われた新着情報を基にしており、日々変化する暗号資産市場の概況を把握するための参考情報の一つとなります。

なお、本記事に掲載された価格情報や事例の一部には、AIによって複数の公開情報を横断的に集約・整理したものが含まれています。これにより、各取引所の実際の表示価格や公式発表と一部に差異が生じる可能性がある点について、あらかじめご了承ください。

また、本記事はあくまでも情報提供を目的としており、特定の仮想通貨の購入・売却やその他の投資行動を勧める意図は一切ありません。とりわけ価格推移や市場動向に関する予測部分は、各報道機関が公開している過去データや第三者の分析を基にした仮説的な見解に留まっており、筆者や当メディアの独自意見や個人的判断を反映するものではないことをご理解ください。

取り上げた記事によってビットコインなどの価格が異なる場合がありますが、これはそれぞれの記事が執筆された時点での相場に基づいて記載されているためです。価格やランキングなどの最新情報を正確に把握したい場合には、以下の公式情報サイトをご活用ください:

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